悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月11日(金) 00時00分

AOL がスパム対策を強化、スパムはメールだけじゃないjapan.internet.com

America Online (NYSE:AOL) が、インスタントメッセージ (IM) を利用した新たなスパム、通称「SPIM」の襲来に備え、スパム排除ポリシーの変更に乗り出した。

AOL の広報担当 Andrew Weinstein 氏によると、同社はスパム定義の幅を広げ、人気チャットルームで拡がりはじめている IM の大量発信も、スパムに含めるようポリシーの修正を行なったという。

Weinstein 氏によると、今回のポリシー修正には、IM の人気上昇に伴うオンライン媒体の性質変化を考慮に入れているという。具体的な状況としては、チャットルームで AOL 会員からハンドルネームを収集するソフトウェアロボットボットが存在し、同ソフトウェアロボットが自動送信する IM メッセージを頻繁に目にするとの報告があり、報告件数は少ないものの増加しつつあるという。修正後のスパム排除ポリシーは、8月3日より発効する。

まもなく正式提供が始まるインターネットサービスの新版『AOL 9.0』には、新ポリシーに沿って、IM リストの管理やボットからの大量発信 IM メッセージをブロックできる機能が新たに加わる。

新機能『IMCatcher』では、見知らぬ送信者から IM メッセージが届いた際、必要に応じて排除指定したり、バディリストに加えることができる。

さらに AOL は、電話マーケティングに対しても、コンピュータなどを用いた自動発呼によるうっとうしい電話勧誘を「スパム電話」として、対策を強化している。同社は今週より、『AOL Voicemail』の利用者を含め、接続中の着信通知サービス『AOL Call Alert』を利用しているダイヤルアップ会員向けに、対スパム電話機能の提供を始めた。



関連記事
  • 企業はIM使用に対し、セキュリティを最も懸念
  • America Online、次期 AOL サービスの概要を発表
  • IM ボットを活用、AOL がイエローページ配信を拡大
  • P2P で何が変わるのか:P2P コラボレーションツール——その1
  • Google、地図情報サービスの MapQuest に広告型検索結果を提供

    http://japan.internet.com/wmnews/20030711/11.html