2003年07月10日(木) 02時15分

西日本政懇　ネット消費者に応えよ　メディア評論家　正木氏が講演（西日本新聞）

　【筑豊】　西日本政経懇話会の七月例会が九日、飯塚市川津のグランドベルズ飯塚であり、メディア評論家の正木鞆彦（ともひこ）氏が「勝ち組への道—ＩＴ（情報技術）革命とこれからの経営」と題し講演した。正木氏は「インターネットというパワフルなメディアを手にした消費者の欲求に応えることが、今後のビジネスの基本」などと語った。要旨は次の通り。

　一、ＩＴビジネスとは、「モノ」の価値をバーチャルな情報に置き換えてインターネットに流通させ、リアルな「モノ」を売るのと同じ利益を生み出すビジネスだ。ネットの向こう側には地球規模の商圏が広がる。

　一、「モノ」を売る側が使ってきた新聞、テレビなど従来のメディアと異なり、インターネットは、買い手の立場で安い「モノ」が探せる人類史上初のパワフルなメディアだ。

　一、インターネット時代に生きる消費者の欲求に応えることをビジネスの基本にしない企業は立ち遅れる。今こそ、企業は変わるべきで、その蓄積が国内産業の再活性化につながる。（西日本新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030710-00000003-nnp-l40