2003年07月10日(木) 22時44分

＜投資話詐欺＞団体元代表ら逮捕、計約１３９億円集める　警視庁（毎日新聞）

　「米国大使館を通じて海外で資金運用し１カ月に２５％配当する」などと架空の投資話で投資家５人から現金約２１０５万円をだましとったとして、警視庁生活経済課は１０日、東京都中野区の投資信託団体「プレイスブライドＧ」元代表の舘花健逸容疑者（５４）＝同区本町６＝ら６人を詐欺容疑で逮捕し、自宅など９カ所を家宅捜索した。同団体は０１年１１月から昨年１２月までに、約１８４４人から計約１３９億円を集めていた。警視庁は特別捜査本部を設置して、余罪を追及する。

　調べでは、舘花容疑者らは昨年７月〜９月の間「米国やカナダに送金し、海外で運用して利益を上げる。元金保証で３２日間で２５％の利息を払う」などと持ちかけ、都内の主婦（３５）ら５人から２１０５万円をだまし取った疑い。

　同団体は、当初は配当以外にも償還や解約に応じて被害者を信じ込ませて出資者を増やしたが、昨年６月、配当が滞って破たんした。集めた金のほとんどを配当などに回していたが、約４億円を舘花容疑者が高級クラブの飲食や高級車６台の購入などに使い、約６億円が使途不明になっている。最高で２億４７２０万円を投資した人がいた。【田中義宏】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000097-mai-soci