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米国やカナダで資金を運用し高配当するとうたって金を集め、だまし取ったとして、警視庁は１０日、投資信託団体「プレイスブライドＧ」元代表、舘花健逸容疑者（５４）＝東京都中野区本町６丁目＝ら６人を、詐欺の疑いで逮捕した。舘花容疑者は「だまし取ったことに間違いありません」と容疑を認めているという。
全国１８４４人から約１３９億円を集めていたが、資金を運用した形跡はないといい、警視庁が実態解明を進める。
逮捕されたのはほかに、元相談役の八王子市元八王子町２丁目、内田雄二容疑者（５７）ら。
生活経済課と中野署などの調べでは、昨年７月から９月にかけ、都内の主婦（３５）ら５人に、「米国大使館を通じて米、カナダに送金し、資金を運用。元本保証で３２日間で２５％の利息を付ける」などとうそを言って計２１０５万円を入金させ、だまし取った疑い。
舘花容疑者らは０１年秋ごろから客を募り始めた。客が新規客を勧誘するたびに「紹介料」を払う手口で、短期間に出資者数を増やした。だが、資金運用のために海外に送金した事実はなかったうえ、昨年夏には配当が止まり、実質的な破綻（はたん）状態に陥っていた。
警視庁は３月に事務所などを家宅捜索、関係者の事情聴取も重ね、舘花容疑者らが当初から金をだまし取る目的で客を募った疑いが強いと判断した。
(07/10 13:32)