2003年07月06日(日) 17時45分

教習所の指定取り消し準備　証明書偽造で奈良県警（共同通信）

　奈良県下市町の吉野自動車学校で運転免許試験の実技が免除となる証明書が偽造された事件で、県警は６日までに、自動車教習所の指定を取り消す準備を始めた。県公安委員会が近く手続きに入るとみられる。取り消されると、卒業しても実技試験が免除されず、同校の教習生は不安を募らせている。
　起訴状などによると、吉野自動車学校のオーナー桜本忠明被告（６０）＝虚偽有印公文書作成・同行使罪で起訴＝と前校長枡岡良一被告（４０）＝同＝は暴力団組長と共謀し、教習を受けていない６−８人の卒業証明書などを偽造し、県警に提出した。偽造証明書を使って免許を取得したとして、６人が逮捕されている。
　同校は５月下旬に枡岡被告、６月１４日に桜本被告が逮捕され、６月末で新規入校を打ち切ったが、５月下旬に入校した約６０人も含めて現在の教習生は約３００人。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030706-00000083-kyodo-soci