2003年07月05日(土) 18時53分

米沢・母殺害　殺害予告メールも−−土田博行容疑者　／山形（毎日新聞）

　米沢市赤崩の主婦、土田悦子さん（当時４７）が自宅で後頭部を殴られて殺害された事件で、米沢署は４日までに、殺人容疑で逮捕した元派遣会社社員で、二男の博行容疑者（２２）の自室から、ノート型パソコンとコミックを押収した。パソコンの電子メールの履歴には、博行容疑者が殺害を予告するメールが、知人に送信されていた。また、コミックには残虐なシーンもあったとみられる。
　調べに対して、博行容疑者は「母を刺して殺した」などと殺害状況と食い違う供述をしている。博行容疑者の自室で、頭頂部３カ所を包丁で刺されて殺された猫が見つかっており、博行容疑者があいまいな供述を続けていることから、詳しく事情を聴いている。
　ただ、母親に対する恨みなどの動機面について博行容疑者は供述しておらず、「人を殺してみたかった。誰でもよかった。他人を殺すと迷惑がかかると思ったので母親を殺した」と話している。
　調べでは、博行容疑者は６月２５日午後２時から同３時ごろ、自宅１階居間で、母悦子さんの頭を木製バットやスコップで何度も殴り、殺害した疑い。博行容疑者は４日、山形地検に送検された。【新谷崇、永井大介】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030705-00000004-mai-l06