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地下鉄、松本両サリン事件の首謀者として殺人などの罪に問われているオウム真理教元代表・松本智津夫（麻原彰晃）被告（４８）に対し、東京地裁刑事７部（小川正持裁判長）は来年２月２７日に判決を言い渡す方針を固め、３日までに弁護側に通知した。国選弁護団は、受け入れる方向で検討している。両サリン事件など１３事件で計２７人を死なせたとされる元教祖の裁判は、９６年４月の初公判から７年１０カ月を費やしてようやく一審判決を迎える公算が大きくなった。
第２５４回公判となった今年４月、検察側は「わが国犯罪史上、最も凶悪な犯罪者」として松本被告に死刑を求刑している。
一方、被告は大半の事件で無罪を主張しており、弁護側もこれに沿う形で１０月３０、３１の両日に最終弁論をする予定だ。判決言い渡し期日は、最終弁論終了後に正式に指定される。
同地裁がこの時期に判決予定日を通知したのは、計１２人で構成される弁護団のスケジュール調整のほか、同地裁で最も大きな法廷を確保しなければならない事情などがあったとみられる。(07/04 06:59)