2003年07月03日(木) 20時10分

社会保険職員かたる電話に注意を＝４年間で１万３千件超（時事通信）

　社会保険事務局の職員を名乗り個人情報を聞き出す電話が多発していることから、社会保険庁は３日、こうした不審な照会に応じないよう改めて注意を呼び掛けた。
　同庁によると、社会保険事務局職員を装い、勤務先や住所、電話番号などを尋ねる電話が、被保険者らからの問い合わせで確認できただけでも昨年度約４０００件あった。１９９９年度からの４年間の累計は約１万３６００件に上る。このほか、「社会保険医療協会」など架空の団体名での文書による照会もあった。
　同庁は「職員が電話で個人情報を聞き出すことはない」として、ホームページなどで注意を促している。同庁地方課は「直接的な被害は聞いていないが、個人情報の売買に使われているのではないか」と話している。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030703-00000859-jij-soci