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2003年07月03日(木) 14時42分

中国産冷凍ウナギに抗生物質、厚労省が検査命令へ読売新聞

 中国産の冷凍ウナギの白焼きから食品衛生法で検出されてはならない抗生物質が相次いで検出され、厚生労働省は3日、輸入業者に対して同法に基づく検査命令を出すことを決めた。

 対象になるのは、中国産の養殖ウナギの白焼きとかば焼きで、輸入業者が費用を負担して検査を実施し、安全性が確認されるまで通関手続きができなくなる。27日に土用の丑(うし)の日を控え、書き入れ時を迎えるだけに、輸入ウナギ業界からは影響を心配する声が上がっている。

 今年3月、別々の業者が中国から輸入した冷凍ウナギの白焼きから、養殖する際に動物の病気治療などに広く使われる抗生物質エンロフロキサシンが、それぞれ検出された。厚労省は、抗生物質が検出されたウナギの廃棄を指示。厚労省は「通常の食生活では直ちに健康への影響はない」と説明している。

 輸入業者37社で作る「日本鰻輸入組合」(東京都中央区)によると、輸入ウナギは、生きたままの状態は台湾から、かば焼きは中国からがほとんど。国内では輸入品が8割以上を占め、かば焼きなど中国産加工ウナギは2001年には、約10万トン輸入された。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030703-00000409-yom-soci