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2003年07月03日(木) 00時00分

「おれおれ詐欺」容疑で3人逮捕 県内では初摘発 東京新聞

 相模原、相模原南両署は二日までに、詐欺の疑いで東京都墨田区堤通一、無職都坂(とさか)洋平容疑者(23)ら三人を逮捕した。見知らぬお年寄りに電話で「おれだよ」などと身内を装い、交通事故の示談金と称して金を振り込ませる通称「おれおれ詐欺」を繰り返したとみられている。県内での摘発は初めて。同様の被害は今年五月ごろから首都圏で多発。県内でも計二十数件の届けが寄せられ、被害総額約千五百万円に上るとみられ、両署は三人の余罪を追及する。

 ほかの二人は無職で指定暴力団極東会組員横手輝彦(24)=同所、無職阿保広明(32)=さいたま市桜区神田=両容疑者。

 調べでは三容疑者は今年五月上旬、偽造保険証を使い契約した携帯電話から三回にわたり、相模原市内の六十七−七十一歳の男女三人に電話をかけ「お母さん、おれだよ。事故を起こして示談金が必要なんだ。助けてくれ」などとうそを言い、いずれも阿保容疑者名義の銀行口座に金を振り込ませ、計約百七十万円をだまし取った疑い。阿保容疑者は自分の名義で数十の銀行口座を開設。署員が名義の住所周辺を捜したところ六月下旬に居場所が判明した。調べに阿保容疑者は容疑を認め、残る二人は否認している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20030703/lcl_____kgw_____001.shtml