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沖縄県警は２日、法定金利の５０倍という高利で那覇市内の主婦（３９）ら３人に金を貸し付けたとして、東京都豊島区南池袋１丁目の貸金業「ファミリア」の社員ら２人を出資法違反の疑いで逮捕した。３人は計１３万２０００円を借りて計３６万８０００円を支払ったが、なお「返済が終わっていない」と取り立てが続いていたという。
逮捕されたのは、同社代表の三浦和仁（２３）＝東京都新宿区新宿１丁目＝と同社員の斎藤裕哉（２０）＝住所不定＝の両容疑者。２人とも容疑を認めているという。
調べでは、両容疑者は面識のない被害者３人に電話で融資を持ちかけ、銀行口座や家族構成、親類の連絡先なども聞き出し、昨年１１月から今年５月にかけて、法定金利以上で貸し付けを行っていた疑い。
支払いが遅れると職場や実家へ何度も督促の電話などがあった。主婦のもとには「大至急入金せよ。支払いなき場合、身内に危害が及ぶ」と書かれた電報が届いたという。
県警は、３人が別の業者からも融資を受けた経験があることから、三浦容疑者らが、あらかじめ多重債務者を狙っていた可能性もあるとみて調べている。
(07/02 21:12)