2003年07月02日(水) 00時00分

地元住民防犯カメラ設置　相次ぐ空き巣被害（朝日新聞・）

　アパートなどの空き巣被害が増加する宇都宮市平松本町付近で、地元住民らが犯罪の増加を防ごうと、防犯カメラ数台を設置した。

　活動を始めたのはアパートの所有者たちで構成する「シンク会」のメンバー。１台約１６万円の防犯カメラを自己負担で購入し、会員所有のアパートなどに設置した。今後２０台まで増やし、約１０棟のアパートに取り付ける。

　４、５月ごろにこの付近で空き巣が特に増えたことから、宇都宮東署や同会のメンバーらで協議してきた。同会はプライバシーを配慮して、事件発生時以外はビデオの中身を見ないことを住民に書面で伝えた。

　同署によると、平松本町内では今年１〜５月の間に前年同期比で２倍以上の３７件の空き巣が起きている。同署も「警察の力だけでは犯罪を防ぐのが難しくなってきた」としてシンク会の活動を歓迎している。同会は今後、消防分団や一般住民を巻き込んだ防犯のための組織作りも検討している。

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http://mytown.asahi.com/tochigi/news02.asp?kiji=3485