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2003年07月02日(水) 00時00分

「お見舞いメール」好評「お見舞いメール」は職員が台紙にプリントアウトして、病室に届ける朝日新聞・

  「早く元気になってね。あさってお見舞いに行くよ」「赤ちゃん誕生おめでとう」−−。

  山形市立病院済生館の「お見舞いメール」が好評だ。

  病気や出産などで入院している患者にお見舞いのメッセージを電子メールで送ると、病院職員がバラやガーベラの写真をあしらった紙にプリントアウトして封筒に入れ、病室まで届ける仕組み。サービスを始めてから約1年で100件近い利用があった。

  昨年5月、インターネットのホームページを立ち上げると同時にこのサービスを始めた。入院すると病院内では携帯電話も電子メールも使えず、外との連絡は公衆電話や手紙に限られてしまう。

  お見舞いに行きたくても遠かったり都合がつかなかったりする人も多い。「お見舞いメール」は、いわばその橋渡し役だ。

  遠くに住む孫からおじいちゃんにあてたメッセージや、出産で入院中の妻に留守番の上の子どもの様子を伝える夫からの近況報告、見舞いに行く日程の連絡など、内容もさまざま。受け取る患者側にも送信する側にも「元気が出た」「手軽に伝えられてうれしい」と好評だ。

  ただ、患者はメールを返信できず、手紙を書こうとしても手元に便箋(びんせん)やはがきがない場合もある。

  そこに舞い込んだのが、廊下などに芸術作品を飾ろうという東北芸術工科大学の学生の「ホスピタル・ミュージアム」企画。学生らがデザインした50種類近くの絵柄のはがきが病院内のあちらこちらの廊下に飾られ、見て楽しめる上、はがきを書きたい患者が自由に使えるという「一石二鳥」の試みだ。

  「お見舞いメール」を扱う管理課は「患者が元気になれるように、便利なメールやすてきなデザインのはがきを使ってたくさん連絡を取り合ってほしい」と話している。

  メールは、済生館のホームページ(http://www.saiseikan.jp/)から「お見舞いメール」をクリックしてメッセージを書き込み送信する。

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http://mytown.asahi.com/yamagata/news01.asp?kiji=3809