2003年07月02日(水) 00時00分

適用外農薬　使用大麦、回収へ（朝日新聞・）

　大麦などに使う農薬について県が誤った指導をしていた問題で、県は１日、今春収穫された大麦で適用外の農薬が使われたものは、すべてを回収する方針を決めた。農薬取締法はそこまでは求めていないが、消費者の信頼回復を重視したとしている。

　回収するのは▽生産者の記録や事情聴取から適用外の農薬の使用が確認できた場合▽使用が確認できなくても農薬の残留が確認できた場合、のいずれかの条件に合う大麦。検査や回収の費用は原則として県費でまかなう。

　この問題について、浅野史郎知事は１日の県議会一般質問の答弁で、「食の安全、安心に対する信頼を失墜させた。消費者や生産者、流通業者の皆様に心からおわびする」と陳謝した。（7/2）

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4285