2003年07月02日(水) 21時16分

今治—大島間のフェリー運賃値下げ　しまなみ海道に対抗−−協和汽船　／愛媛（毎日新聞）

　愛媛県今治市の協和汽船（村上友則社長）は１日から、今治—大島（吉海町下田水）を結ぶフェリーの車両運賃を最大約２５％値下げした。同日、瀬戸内しまなみ海道の来島海峡大橋（今治北ＩＣ—大島南ＩＣ間）が約１割値下げされたのに対抗、昨年度利用台数約２７万台の３割増を目指す。
　◇最大約２５％
　新料金は軽乗用車７８０円（旧料金１０００円）▽普通車９８０円（１３００円）▽中型車１４８０円（１６００円）▽大型車２１８０円（２３００円）▽特大車３７８０円（３９００円）。約２５〜３％の値下げになる。来島海峡大橋は軽乗用車１３５０円（旧料金１５００円）▽普通車１７００円（１９００円）など。
　同航路は今治—大島間を２２分で結び、１日２８往復、大島島民の通勤・通学の足となっている。同社の村上ひでと総務部長は「現在でも採算ラインすれすれだが、橋の料金が下がれば、フェリーの利用客が減るのは必至。島民の生活航路を存続させるため、背水の陣で臨む」と話している。
　しまなみ海道開通前の９８年度約８７万台だった同航路の利用台数は、開通後約２０万台に激減、０１年１１月にも約２５〜１６％の値下げを行っている。　【小中真樹雄】（毎日新聞）

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