悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月02日(水) 20時21分

ヤマト荷物爆発:砲弾類520点押収 1年前からネット販売毎日新聞


 静岡県裾野市のヤマト運輸新静岡主管支店で宅配荷物が爆発した事件で、火薬類取締法違反容疑で逮捕された板金工、小谷典久容疑者(32)の自宅などから押収された砲弾類が約520点に上ることが2日、同県警沼津署の調べで分かった。今回爆発したとみられるものと同型の40ミリ「てき弾」が117発あったほか、110ミリロケット弾や155ミリ砲弾もあり、調べに小谷容疑者は「約3年前から砲弾類の販売を始め、1年前からネット販売するようになった」と供述している。

 同署は1日、陸上自衛隊の協力を得て、富士市伝法の小谷容疑者の自宅のほかヤマト運輸支店に残った荷物やトラックで搬送中の荷物を家宅捜索した。自宅から40ミリてき弾67発、155ミリ砲弾4発や110ミリロケット弾、手りゅう弾など287点▽支店から40ミリてき弾50発など133点▽トラックから70ミリ演習弾70発や105ミリ砲弾、信管など約100点が押収された。これらにはいずれも火薬は含まれていなかった。

 小谷容疑者は、ネット販売を始めたきっかけについて「インターネットでオークションを見ている時に砲弾類が売られていることに気づいた」と供述。ネット上での取引回数は1100件を超えていた。自宅から近い陸上自衛隊東富士演習場で砲弾類を拾っていたことを認めているが、同県警は点数が膨大なことから今後、砲弾類の入手ルートについても小谷容疑者を追及する。【古関俊樹、谷下大輔】

[毎日新聞7月2日] ( 2003-07-02-20:21 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030703k0000m040076000c.html