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2003年07月02日(水) 01時49分

ヤマト運輸荷物爆発、容疑者は各地に砲弾類発送読売新聞

 静岡県裾野市のヤマト運輸の支店でインターネットオークションの落札者にあてた宅配便が爆発し、アルバイトの男性(20)がけがをした事件で、火薬類取締法違反の疑いで逮捕された同県富士市伝法、自動車板金工小谷典久容疑者(32)が発送を依頼した箱や包み計11個の荷物のあて先は、宮城など8県にわたり、いずれにも砲弾類が入っていたことが1日、静岡県警の調べでわかった。

 爆発しなかった10個の荷物には火薬の残った砲弾類はなかったが、県警は、小谷容疑者が過去に販売した砲弾類の中に不発弾が含まれている可能性もあるとみて、押収したパソコンの通信記録などを分析し、販売先の特定を急ぐ。

 県警は1日、陸上自衛隊員とともに、小谷容疑者の自宅など3か所を捜索した。その結果、荷物のあて先は、宮城、埼玉、茨城、群馬、静岡、愛知、香川、広島の計8県と判明。荷物の伝票には「衣類」のほか、「弾頭、信管」と書き添えられたものもあった。

 県警は、荷物の中から砲弾や砲弾翼、演習弾など50個以上を押収。また、小谷容疑者の自宅や店から約100個の砲弾などを押収したが、砲弾類にはいずれも火薬は残っていなかった。県警は、小谷容疑者が砲弾類を静岡県の東富士演習場で集めたとみている。

 一方、陸自関係者によると、爆発現場に残っていた口径40ミリの砲弾は小銃の銃身部の下に装着する「てき弾」とみられ、この「てき弾」が爆発した可能性が高いという。てき弾は、手りゅう弾が届かない距離にいる敵を爆発の破片で殺傷するための兵器。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000215-yom-soci