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2003年07月02日(水) 00時00分

電柱の管理番号、110番の目標に 県警 携帯通報の増加に対応 東京新聞

 県警は一日、増加する携帯電話からの一一〇番に対応するため、通報を受けるパソコン画面上に表示される目標物に、東京電力の電柱の管理番号を加えて運用を始めた。通報者が最寄りの電柱の番号を吹き込むだけで位置を素早く把握できる仕組みで、導入は全国で七番目。また、防犯意識を高める狙いで同日から、ホームページ(HP)上で市町村別犯罪認知件数と人口一万人当たりの件数(犯罪率)分布図を公開している。 (荒井 六貴)

 県警通信指令課によると、昨年の一一〇番有効受理件数は十七万二千四百十件で、うち携帯電話からが九万三千四百十一件と全体の54・2%を占めた。移動中の通報が増えたことが背景にある。

 これまでは、官公庁、金融機関、公衆電話など約十万件が登録されていた。電柱は県内に約七十八万本設置されていることから、目標物が増えて位置の特定が容易になるという。

 電柱を管理する「東電広告」(土浦市)によると、柱管理番号の番札は人の手が届かないよう約三メートルの高さにあり、市町村の大字など地域名と電柱を特定する数字が記載されている。

 同課は「通報した本人が、どの場所にいるか分からないことがある。位置がすぐに分かれば、少しでも早く警察官が現場に行ける」と期待を込める。

 一方、HPでは表示された県内の地図にカーソルを当てるだけで、犯罪率が高い市町村の順に赤、黄、緑、白と画面が色分けされ、ひと目で犯罪率の高低が分かる。

 運営する県警刑事総務課によると、認知件数は毎月、分布図は半年ごとに更新していくという。同課は「数字をより見える形にした。他市町村と比べ罪種の『多い』『少ない』を比較して、防犯対策に役立ててもらいたい」と話している。

 アドレスはhttp://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/keiso/index.html


http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20030702/lcl_____ibg_____000.shtml