2003年07月02日(水) 00時00分

ヤミ金融、上限超えた利息無効 与野党、罰則強化で合意 （東京新聞）

　与野党は一日、ヤミ金融対策の会合を開き、法令で定められたあらゆる契約の上限金利である年１０９・５％超で取引した場合の利息部分の契約無効や、罰則強化などで合意、貸金業規制法など関連法を改正することを決めた。来週中にも改正法案を国会に提出する。

　ヤミ金融が社会問題化しているため、早期の法改正で一致した。施行は来年一月をめどとするが、罰則などは成立後一カ月程度で施行。施行後三年をめどに見直す。

　罰則強化では、現行の「三年以下の懲役もしくは三百万円以下の罰金」を「五年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金」に改正。法人への罰金については、無登録営業は一億円以下、違法金利の契約は三千万円以下とすることとした。

　与野党の協議では、野党側が上限以上の超高金利で契約した場合、契約自体の無効を主張していたが、違法を承知で借りるケースも想定されるため、元本の返済は求めることで合意した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030702/mng_____kei_____003.shtml