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インターネットの利用者数は世界３位、１年間のブロードバンド（高速・大容量通信）利用者の伸び率は日本がトップ——。１日に公表された民間版「インターネット白書２００３」で、日本のＩＴ（情報技術）先進国ぶりが明らかになった。調査・分析にあたった出版社、インプレスは「低価格化の効果で、ブロードバンドが日本に定着した」と分析している。
「白書」によると、日本のインターネット利用者数は０２年末で５５３３万７０００人。前年より２６％増えた。総務省の推計値（０２年末）の６９４２万人に比べると少ないものの、米国、中国に次いで３位だった。
また、世界のネット利用者数は６億７０８０万人。地域別のシェアでは日本を含むアジア太平洋地域が３２％を占めてトップ。欧州の３１％、北米２７％を上回った。
一方、日本はネットの人口当たりの普及率が４３．６％。スウェーデンやアイスランド、デンマークなど欧州勢が６０％台と上位を占め、日本は２１位にとどまった。総務省のまとめの１０位に比べ、厳しい値となった。
これに対し、０１年末からの１年間のブロードバンド利用者の伸び率は４９８％。中南米や欧州を抑えてトップの伸び率を記録した。(07/02 00:01)