2003年07月01日(火) 21時46分

住基ネット　選択制導入を求める、長崎市議会に陳情−−市民団体　／長崎（毎日新聞）

　住民基本台帳ネットワークシステムの第２次稼働（８月２５日）を前に、住基ネットに反対する市民団体「いヤバイ！『住基ネット』」は３０日、長崎市議会に、参加を希望しない住民の個人情報は提供しないという選択制の導入を求める陳情書を提出した。選択制は横浜市や東京都杉並区が導入を表明し、このほかにも検討の動きが出ている。
　陳情書は、システムの技術面・運用面・制度面いずれをとっても個人情報の保護が十分ではないとし、不安を抱く市民も多く、同会に対し、４６５人が住基コード通知票を返上する意思表示をしているとしている。
　会は、伊藤一長市長との話し合いで、会が求めているシステムからの離脱は不可能と判断。次善の策として選択制を求めることにした。メンバーは「反対者は一部だけという認識は改めてほしい。自分のプライバシーは自分で守るしかなく、情報は自分でコントロールしたい」と話していた。【横田信行】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000006-mai-l42