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2003年07月01日(火) 07時04分

仙台のイメージ 東北の内と外でギャップ ネット調査河北新報

 東北の「内」と「外」では仙台を見る目は違う? 仙台商工会議所がインターネットを利用し全国を対象に「仙台のイメージアンケート」を行ったところ、関東圏などに住む人の多くは「食」や「自然」が魅力的な街と答えたのに対し、仙台を含む東北の回答は「東北の中心地」や「ショッピングが楽しめる街」が上位を占めた。仙台に今後必要なものについても内と外では認識の差が大きく、仙台の将来のまちづくりを考える上で議論を呼びそうだ。

 主な地区別の調査結果は表の通り。「仙台のイメージ」では、関東、近畿圏のトップはともに「食べ物がおいしい」。自然や緑に関する回答が続いた。
 これに対し、東北は「東北の中心地」が最多で、「食べ物がおいしい」は5位。関東、近畿でベスト5入りした「歴史・文化のある街」は東北では10位(26.1%)で、逆に関東、近畿で10%台だった「ショッピングが楽しめる街」は、東北では2位に入った。

 「仙台に必要なもの」について聞いた質問でも、違いが鮮明に。東北では、全国から人が呼べる「テーマパーク」が33.2%で1位だったが、東京ディズニーランドなど既存施設がある関東は「城下町の風情ある街並み」(42.2%)「温泉の魅力アップ」(39.8%)を望む声が多かった。近畿圏も同様だった。

 一方、「仙台らしいと思うもの」のうち、モノ・人部門は、「牛タン」「笹(ささ)かまぼこ」「伊達政宗」の順で各地区とも上位三つが一致。イベント部門でも地域に関係なくほとんどの人が「仙台七夕まつり」と答え、これらが全国的にイメージが定着していることを裏付けた。

 仙台商議所によると、全国規模での仙台のイメージ調査はあまり例がないという。仙台商議所は「東北の内と外では、仙台へのイメージや期待が違うことがあらためて分かった。詳しい分析をした上で仙台の新しい魅力づくりに生かしたい」と話している。

 調査は3—4月、インターネットの地方情報サイト「イサイズ・アイターン」内で行った。回答者は10—80代の3926人(男性43.2%、女性56.8%)。地区別の内訳は関東44%、近畿16%、中部13%、東北7%などだった。
[河北新報 2003年07月01日](河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000005-khk-toh