悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年07月01日(火) 11時39分

ヤマト運輸爆発事件、弾丸ネット販売の板金工逮捕読売新聞

 30日午後9時ごろ、静岡県裾野市今里の「ヤマト運輸新静岡主管支店」1階で、アルバイト従業員の同県沼津市東原、内田卓也さん(20)が仕分け作業中、宅配便の段ボール箱が突然爆発した。

 内田さんは目や足などに切り傷を負った。箱には銃弾が入っており、静岡県警沼津署は1日午前、荷物の送り主の同県富士市伝法、自動車板金工小谷典久容疑者(32)を火薬類取締法違反(不法所持)の疑いで逮捕した。

 調べによると、小谷容疑者は銃器の弾丸を不法所持し、段ボール箱に詰めて、愛知県などに住むインターネットオークションの落札者に宅配便で発送した疑い。小谷容疑者は爆発した箱のほか、砲弾などが入った荷物10個を同時に送っていた。

 仕分け中に、このうちの一つでミカン箱の半分くらいの大きさの段ボール箱が爆発し、半径数メートルの範囲に銃弾などが飛び散った。周囲で口径40ミリと7・6ミリの弾頭が数個ずつ見つかった。

 また、小谷容疑者が送った宅配便のうちの2個は、同支店からすでに発送されていたが、県警は同支店を出発したトラックを神奈川県中井町の東名高速中井パーキングエリアで止め、荷物を確保した。

 小谷容疑者は、10年ほど前から自衛隊の演習場などを訪れて趣味で砲弾を集めており、「最近になって、いい値で売れることがわかって販売していた」などと供述しているが、爆発することはないと思っていたという。

 富士市の自宅では、車のコンテナを利用して米軍関連などの軍事用品を扱う店を経営し、主にインターネットを利用して販売していたという。爆発現場にあった弾頭のうち、口径40ミリのものは小型迫撃砲などに使われるものらしい。

 爆発現場の同支店には、陸上自衛隊の不発弾処理班が出動。静岡県警は1日早朝から同支店で現場検証を行った。同支店は、静岡県東部地域の荷物の集積所。現場は東名高速裾野インターチェンジから西約2キロで、民家や資材置き場が点在している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030701-00000203-yom-soci