2003年06月30日(月) 20時28分

中野区、住基ネット接続へ　独自の条例案を１日提出（共同通信）

　住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）を離脱している東京都中野区は３０日、再接続を前提に、個人情報の不正利用に対する罰則を盛り込んだ個人情報保護条例案を、１日に区議会に提出することを明らかにした。条例案は可決される見通し。可決後、田中大輔区長は区民の意見を聞いた上で、個人情報保護法の成立なども踏まえ、住基ネットに再接続する方針だ。
　中野区は住基ネット稼働１カ月後の昨年９月、「国が区民情報をどう扱ったか、区が国に確認する手だてがない」として離脱し、５月末に総務省に疑問点を照会した。
　同省は３０日、（１）都道府県などは情報の安全確保措置を自治体に説明する責務を負う（２）政府は情報の利用状況を自治体に開示するシステムを開発中−などと中野区に回答。同区は個人情報保護法成立と回答から、再接続するための条件整備が進んでいると判断した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030630-00000186-kyodo-pol