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2003年06月30日(月) 11時50分
軽油の硫黄分引き下げへ答申案 現行の５０分の１（朝日新聞）環境省は３０日、軽油に含まれる硫黄分の規制値を０６年末までに現行の５００ｐｐｍから１０ｐｐｍに引き下げることや、ガソリンの酸素含有率を１．３％に規制することなどを内容とする答申案を中央環境審議会大気環境部会に示した。７月中にも答申を得て、大気汚染防止法に基づく自動車燃料品質規制値を改正する。 軽油の硫黄分は、排ガス中から窒素酸化物などの大気汚染物質を減らすのに使うエンジンの触媒を劣化させる。これまで段階的に削減され、０４年末までに５０ｐｐｍにすることが決まっている。答申案は呼吸器疾患の原因となる窒素酸化物の排出をさらに減らすことが目的で、石油業界は規制に適合する軽油の供給を０５年から始める。 温暖化対策で注目されるサトウキビなどから作るバイオエタノールは３％までの低濃度でガソリンへの混入を認めることにし、酸素含有率に換算して１．３％を新たに規制値とする。 (06/30 11:11) |