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2003年06月30日(月) 09時13分

イスラエル軍、ガザ撤退 パレスチナ3派が攻撃停止産経新聞

 パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスとイスラム聖戦は29日、対イスラエル攻撃を3カ月間停止するとの共同声明を発表。パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハも同日、攻撃停止を発表し、過激派の主要3組織が足並みをそろえた。

 一方、パレスチナ自治区ガザ市からの情報によると、イスラエル軍は29日夜(日本時間30日未明)、ガザ地区北部のパレスチナ自治区ベイトハヌーンから撤退した。

 これにより、パレスチナ新和平案(ロードマップ)履行は一歩前進した。ただ、ファタハの武装組織アルアクサ殉教者旅団の名前で、攻撃停止拒否の声明が出されており、実際に攻撃が停止されるかどうかは不透明。各地の武装組織からなる同旅団の停戦拒否は、一部末端組織に強い不満があることも示している。

 ハマスとイスラム聖戦の共同声明は、攻撃停止の条件として、イスラエルに暗殺作戦の停止や自治区封鎖の解除、拘束中のパレスチナ人の釈放などを要求。条件が満たされなければ、攻撃停止を破棄すると警告した。

 パレスチナ自治政府のアリカット前交渉相によると、PLO反主流派のパレスチナ解放人民戦線(PFLP)は停戦の声明には加わらないが、停戦を壊すことはしない方針という。

 ベイトハヌーンは、イスラエル領内に向けてロケット弾を撃ち込む過激派の攻撃拠点で、イスラエル軍はロケット弾攻撃を阻止する目的で5月中旬に侵攻、自治区の一部占拠を続けていた。イスラエル軍が撤退した地域では自治政府が治安の責任を負うことになる。(共同)

http://www.sankei.co.jp/news/030630/0630kok024.htm

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