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2003年06月29日(日) 20時15分

住基ネット:プライバシー保護団体、皮肉たっぷり「大賞」授与毎日新聞


 IT(情報技術)の進展による社会の監視化に“貢献”した技術や個人、団体などを皮肉を込めて表彰する「ビッグ・ブラザー賞」日本版の授賞式が29日、東京・有楽町であった。同賞は欧米など14カ国で国別に行われ、今回アジアで初めて日本でも創設された。1回目の大賞には「国民総背番号制を実現する監視社会の総本山」として、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が選ばれた。

 同賞は、英の国際的なプライバシー保護団体「プライバシー・インターナショナル」(本部・ロンドン)が提唱して97年から始まった。ビッグ・ブラザーは英のSF作家、ジョージ・オーウェルが近未来の監視社会を描いた小説「1984年」の支配者の名前にちなんだ。

 38件がノミネートされ、「情報公開請求者リストを作るなど国民の個人情報の収集に熱心だった」との理由で、防衛庁には努力賞が贈られた。準大賞には東京・歌舞伎町に設置した50台の監視カメラが選ばれた。授賞式では、コント集団「ザ・ニュースペーパー」のメンバーが、携帯電話をイメージしたトロフィーを、住基ネットを所管する片山虎之助総務相に代わって受け取った。【臺宏士】

[毎日新聞6月29日] ( 2003-06-29-20:15 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030630k0000m040065000c.html

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