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2003年06月28日(土) 00時00分

県が医療ミス3件を公表朝日新聞・

  県病院経営室は27日、県立3病院で、昨年10月〜今年3月に発生したり示談などが成立した医療過誤が3件あったと発表した。昨年10月に定めた「県立病院医療完全管理ガイドライン」に基づく初めての公表。3件はガーゼの置き忘れなどの単純ミスが多く、県はマニュアルの策定などの対策をとっている。

  今回ガイドラインに従ってまとめて公表されたのは、患者の死亡など重大なものを除く医療事故のうち、病院側に過失があるもの。重大医療事故については、別途随時公表することとしているが、策定後は発生していないという。

  県立岐阜病院(岐阜市)では03年2月、歯の手術中に長さ数センチの小ガーゼを歯茎に置き忘れた。約1週間後、検診で歯茎で糸状のものが見つかって分かった。後遺症はないが、示談交渉中。小ガーゼのカウントをしていなかったことが原因で、カウントなどを義務づけることにしたという。

  県立多治見病院(多治見市)では01年7月、20代の女性が他病院で帝王切開で出産した後に発症した腹膜炎の手術をする際、胸部に縦22ミリ、横8ミリのやけどを負わせた。電気メスを女性の体の上に置いていた間に電源が入ってしまったためと考えられ、電気メスの取り扱いについてのガイドラインを策定した。03年3月に同病院が5万円を支払うことで和解が成立したという。

  下呂温泉病院(下呂町)では02年11月、30代の男性が骨折した左腕を治す手術後、左手の親指と人さし指に障害が発生した。手術中に神経を圧迫などしたためと考えられるが、原因ははっきり分からず、手術にあたって改めて細心の注意を払うこととした。

  県によると、三つの医療過誤をめぐり、現時点では担当医師ら関係者の処分は行われていないが、今後処分基準を医療事故審査会で策定し、必要があれば処分を行うという。

(6/28)

http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=2522

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