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2003年06月28日(土) 15時21分
＜八王子集団暴行＞２人別々に暴行 携帯で仲間に居場所知らせる（毎日新聞）東京都八王子市内の路上で、車道に寝そべっていた２人組の男を注意した内装工、大石勝巳さん（２３）と友人の会社員、山本仁哉さん（２３）が、２人組を含む男４人に暴行され死傷した事件で、大石さんと山本さんは約１００メートル離れた場所で別々に襲われていたことが警視庁捜査１課と八王子署の調べで分かった。住宅街で暴行を始めた無職、新井良雄容疑者（２７）＝傷害致死容疑などで逮捕＝ら２人が、後から駆け付けた２人組に居場所を知らせるため、山本さんだけを国道近くまで連れて行き暴行していたとみて調べている。調べでは、山本さんの車に乗った大石さんが２３日午前１時２０分ごろ、コンビニエンスストア前の車道に寝そべっていた会社員、渡辺哲（２７）と同、菅達敬（２６）の両容疑者に注意した。近くに止めた車に乗っていた友人の新井容疑者と内装工、戸屋智巳容疑者（２８）が山本さんの車を追跡。５分ほど約２キロにわたり追い回した後、コンビニから約８００メートル離れた住宅街で発見した。 新井容疑者らは大石さんと山本さんを車から引きずり出し、暴行を加える一方、携帯電話で渡辺、菅両容疑者に連絡。別の車で追いかけてくる２人に分かりやすいように、戸屋容疑者が山本さんだけを約１００メートル離れた国道１６号に近い場所まで連れて行った。 渡辺、菅両容疑者は間もなく山本さんを殴っている戸屋容疑者を発見。同じように２カ所に分かれてそれぞれの現場に合流したとみられる。山本さんと大石さんは約１０分間、暴行され続け、４人が逃げた後、山本さんが大石さんが殴られていた場所に戻ったが、大石さんは既にいびきをかき意識のない状態だったという。 ４人は２７日正午過ぎ、男性に付き添われて同署に出頭した。２６日午後、この男性から「４人の中に自首したがっている者がいるが、怖がっている」と電話があり、捜査員が男性を通じて説得していた。こうした経緯から同課は４人を自首扱いとした。刑法上、自首は刑の減軽理由になる。【草野和彦】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030628-00001055-mai-soci |