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2003年06月27日(金) 22時09分
産地偽装：ＪＡ中津下毛に罰金１０００万円 大分地裁中津支部（毎日新聞）大分地裁中津支部（五十嵐常之裁判官）は２７日、黒豚肉の産地表示偽装で不正競争防止法違反の罪に問われた大分県の中津下毛農協に求刑通り罰金１０００万円、同農協元参事、村上睦男被告（５６）に懲役１年執行猶予３年（求刑・懲役１年）の有罪判決を言い渡した。 判決によると、同農協は供給量の減少で顧客を失うのを恐れ、０１年９月から０２年２月まで計４回、同県下毛郡産の黒豚肉に他県産の肉や、黒豚と白豚の交雑種豚肉を混ぜ、約１７５０キロ分を「黒豚（大分県産）」などと原産地や内容を誤認させる表示をつけて生活協同組合コープやまぐち（山口市）などに出荷した。村上被告は事業全般を統括する立場で、違反を知りながら偽装を続けた。 五十嵐裁判官は「消費者の食肉加工商品の表示に対する信頼を損ね、刑事責任を軽視することはできない」と指摘した。 当時の諫山利彦・代表理事組合長は今月２１日の総代会で引責辞任を表明し、後任に速水正晴常務が就任した。【船木敬太】 ［毎日新聞６月２７日］ ( 2003-06-27-22:09 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030628k0000m040112001c.html |