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2003年06月27日(金) 00時00分

オウム転入届不受理で敗訴 越谷、『拒否』看板外す 係争中の自治体戸惑い 東京新聞

 オウム真理教(アーレフと改称)信者の転入届不受理処分をめぐる訴訟の二十六日の最高裁判決で、自治体の敗訴が確定したが、県内で係争中のさいたま、越谷、八潮市の担当者は一様に複雑な表情を見せた。信者ら九人と係争中の越谷市は同日、「極めて残念」とするコメントを発表、同日、市役所窓口などに設置していた「信者の転入を拒否する」との看板を撤去した。

 同市は現在、男性の元信者一人の損害賠償請求訴訟を東京高裁で係争中のほか、別の信者八人から八百万円の慰謝料請求訴訟をさいたま地裁に起こされている。

 同市市民課は「やむなく六月二十七日から転入届を受理せざるを得ないという結論に達しました」としたものの、損害賠償の取り下げは求めていくという。

 一方、信者計十五人の損害賠償請求訴訟を東京高裁に控訴中で、別の信者十人から計一千万円の慰謝料請求訴訟をさいたま地裁に起こされている八潮市は「転入届の不受理処分取り消し請求は、信者側がすでに取り下げているので、コメントできない」としている。

 同市は今年一月七日から信者の転入届を受理しており、二十六日までに、信者十六人が住民登録を済ませているという。

 さいたま市も今年一月二十二日、さいたま地裁で信者七人への不受理処分の取り消しと慰謝料計百四十万円の支払い命令を受け、東京高裁に控訴している。同市は「判決文を読んでいないので詳しいコメントはできない。判決内容を十分把握して、市として今後の対応を考えていきたい」とのコメントを出し、判決文を取り寄せる準備を始めた。 (越守丈太郎、広瀬和実)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20030627/lcl_____stm_____000.shtml

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