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2003年06月27日(金) 00時00分
子ども３人に解毒剤投与へ 神栖町ヒ素問題 （東京新聞）茨城県神栖町の井戸水が旧日本軍のものとみられるヒ素で汚染された問題で、小児科医らによるワーキンググループ（委員長・土田昌宏県立こども病院副院長）の会合が二十六日夜、水戸市内で開かれた。ヒ素検出地点に住む小学生以下の八人の治療法について検討し、症状が重い子ども三人に対し、解毒剤を投与する方針を決めた。対象は七歳と四歳の女児と、一歳九カ月の男児の三人。七歳の女児には今月中旬から投与を始めている。後の二人は、それぞれの主治医が両親から了承を得次第、投薬に入る。 投与されるのは、代謝異常などの治療に使われる「キレート剤」と呼ばれる解毒剤で、金属などの排せつを促す効果があるという。これまでの投与例では大きな副作用は出ていないが、体内の有機ヒ素化合物の排せつに効果があるかどうかは不明という。 三人は井戸水の飲用をやめてからは、症状が改善しつつあるという。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20030627/mng_____sya_____010.shtml |