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2003年06月26日(木) 00時00分

医療ミス繰り返す「リピーター」医師をなくせ!厚生労働省が「医師資質向上対策室」ZAKZAK

 厚生労働省は26日までに、医療ミスを繰り返す「リピーター」医師に対する行政処分の申し立てを受け付けたり、具体的な処分方法を検討したりするための「医師資質向上対策室」(仮称)を、7月1日付で医事課内に5人前後の態勢で新設する方針を決めた。

 リピーター医師問題では医療事故被害者から対策を求める声が強く、同省は業務停止や免許取り消しの処分対象を広げる方針を決めている。具体的な仕組みは今後、木村光江・都立大教授(刑法)や民法学者など数人による研究班を設置し、本年度中にまとめる。

 従来の行政処分は、刑事事件で罰金刑以上が確定した医師や診療報酬の不正請求が判明した医師に限られていた。刑事事件にならないミスで処分する場合、厚労省が注意義務違反を認定する調査、分析が必要となり、課題は多い。対策室は今後、どの程度の処分拡大が可能かを検討する。

 この問題で26日、三重県四日市市の小学校教諭伊藤永真さん(37)らがつくる市民団体「リピーター医師をなくす会」が、処分強化などを求める約3万6000人分の署名を厚労省に提出した。

 伊藤さんは、妻が出産時の麻酔ミスで寝たきり状態になったのはリピーター医師を放置した国の責任として提訴している。この医院はほかにも2件の事故を起こし訴訟中という。記者会見した伊藤さんは「今もどこかでミスが起き、人が殺されている。早急に悪質な医師を把握し、処分してほしい」と訴えた。

ZAKZAK 2003/06/26

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_06/3t2003062603.html

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