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2003年06月26日(木) 19時04分

[オフタイム]心にしみた友のメール /福島毎日新聞

 宮城県沖を震源に5月26日に発生した地震から、1カ月になる。福島県内は大災害に至らならなかったが、神戸出身の私はあの時、空が炎で赤く染まった95年1月17日の阪神大震災の記憶が走馬灯のようによみがえっていた。
 震災で電気も水もなくなり、普段あたりまえに感じていた物の大切さが身にしみた。知人か知人でないかは関係なく、助け合った日々だった。
 そんな時、新聞は今なにをしたらいいか教えてくれた。小学校で水が出る、公園で配給がある。「何十時間ぶりに老人の生存発見」など明るいニュースで被災者を支えた。以来、そんな役割を担い、いろんな人の声を伝える1人になりたいと記者を志望した。
 4月に入社し、福島支局に赴任した。関西弁とイントネーションが違い、聞き取れない。仕事は分からないことだらけで、慌てふためく毎日だ。入社前の体重が6キロ減るダイエットに成功する画期的な(?)生活だが、心細い日々が続いていた。
 先日の地震の時、神戸在住の友達から「大丈夫だった?」というメールを10通以上ももらった。共に痛みを分け合った友人の声はやっぱりうれしかった。人の温かさって、こういう時に実感するのかもしれない。
 福島でも、人とのつながりを大切にしたい。そう毎日思いながら、福島の街を回っている。【生野(おぶの)由佳】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000004-mai-l07

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