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2003年06月26日(木) 19時11分

ローソン:カード会員56万人分の個人情報が流出毎日新聞


 大手コンビニエンスストアのローソンは26日、ポイントカード、ローソンパス会員カードの会員約56万人分の個人情報が社外流出した、と発表した。流出情報は住所、氏名、生年月日、自宅と携帯電話の番号で、口座番号や年収などの信用情報は含まれていない。ローソンは社内調査委員会を設けて流出経路の解明を急いでおり、特定でき次第、警視庁に窃盗か不正アクセス防止法違反容疑で告訴する方針。顧客の個人情報流出はコンビニ業界では初めて。

 流出した個人情報は、02年8月17日時点でカード会員だった顧客に関する情報。今月9日、会員から「変なダイレクトメール(DM)が来ている」と問い合わせがあり、調査した結果、流出が判明した。名簿業者などを通じてDM会社に渡ったとみられるが、外部からの不正なアクセスか内部から持ち出されたかは不明。ローソンによると、個人情報にアクセスできるのは、社内と委託会社に約10台ある特定のコンピュータだけで、パスワードを知っているのは社内と委託会社で計20人という。

 ローソンは、DM会社から情報を回収し使用中止の確約書も取り付けたが、ほかのDM会社に渡っているかどうか確認できていない。カード会員は02年6月から募集しており、情報流出の確認後も募集を継続している。

 ローソンパス会員カードは会費無料で、今年5月末現在の会員数は約110万人。うち80万人分にはクレジットカード機能もついている。ローソンで買い物をするたびにポイントが加算され、一定ポイントがたまると商品と交換できる仕組みだ。

 ローソンは、カード会員115万人全員に謝罪のため、社長名の手紙と500円分の商品券を送る。【斉藤信宏】

[毎日新聞6月26日] ( 2003-06-26-19:11 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030627k0000m040028000c.html

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