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2003年06月26日(木) 09時27分

スパム業者が仕掛ける? Sobigウイルス亜種ZDNet

 Sobigウイルスの新たな亜種「Sobig.E」が6月25日、拡散を始めた。ウイルス対策各社によると、大量メール送信型のこのウイルスは、悪質な機能は備えていない。しかし電子メールサービス提供企業MessageLabsは、スパム業者が発信元を隠してメールを送信する目的で、被害者のコンピュータ上でこのウイルスのメールプログラムを利用するとの見方だ。

 MessageLabsのCTO、マーク・サナー氏は「これはほぼ確実に、スパムを送信するためにオープンリレーをもっとたくさん築こうとしているスパム業者が仕掛けている」と話す。

 オープンリレーはほかの送信先に向けられた電子メールを受け入れて、それを匿名で再送信するコンピュータ。スパム業者はオープンリレーを利用することで、自分が送っている大量の電子メールの送信元を隠すことができる。

 Sobig.Eを作成しリリースしたのはスパム業者だという確固たる証拠はないが、自分たちの足跡を隠す目的で、Sobigウイルスのこれまでの亜種に感染したコンピュータを利用している大量メール送信業者は数多いとサナー氏は指摘する。しかも同氏によれば、Sobig.Eが7月14日という有効期限付きであることは、作者が本格的なまん延を望んでいるわけではないことを物語っている。

 実際、このウイルスプログラムはZIP圧縮された電子メールの添付ファイルとしてかなり広範な拡散に成功している。MessageLabsによるとこのワームは米国、英国、オランダなど16カ国で発見されている。感染したコンピュータから最初の数時間で生成された電子メールメッセージは1000通近くに上っているが、これはSobig.Cが最初の24時間でウイルス付きメール3万2000通を生成したのと比べると規模は小さくなっている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000014-zdn-sci

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