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2003年06月26日(木) 21時33分

詐欺疑いで捜査求め告訴状 福知山「名義貸し」借金被害京都新聞

 京都府福知山市を中心に消費者金融の「名義貸し」に伴う借金被害が広がっている問題で、司法書士らでつくる名義貸し事件被害者の会(事務局代表・岡田敏夫司法書士)は26日、福知山市内の男性(36)を詐欺の疑いで捜査するよう求める告訴状を福知山署に提出した。
 同会によると、訴えているのは福知山市の会社員(24)、同(25)と綾部市の自営業者(31)で、いずれも男性。3人が消費者金融から借りた被害総額は800万円を超える。
 告訴状では、福知山市の会社員(24)は、男性から「いくつかの会社で組織する組合(架空)の税金対策のために借金をしてくれないか」などと誘われ、自分の名義で今年3月20日以降、複数の消費者金融で計290万円を借り、男性にだましとられたとしている。
 同会の調べでは、依頼主の男性は「金を借りてくれれば手数料を払う。返済は自分がする」などと知人らに持ちかけ、借りた金を受け取って1部は返済したが、今年4月から自己破産申請の準備に入り、返済しなくなった。判明している被害者は府北部の23−31歳の会社員ら30人で、借金元本の総額は5200万円に上るという。
 福知山署は、告訴状の内容をよく検討して対応したい、としている。 (京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030626-00000076-kyt-l26

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