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2003年06月26日(木) 23時20分

<テレビ朝日>ダイオキシン検出報道で最高裁が弁論開催へ毎日新聞

 「埼玉県所沢市産の野菜から高濃度のダイオキシンが検出された」と、指摘したテレビ朝日(全国朝日放送)の報道で、野菜の価格が暴落したとして、同市の農家らが謝罪放送と損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は26日、原告、被告双方から意見を聞く弁論を9月11日に指定した。書面審理中心の最高裁が弁論を開くことから、農家側の請求を棄却しテレビ朝日勝訴を言い渡した1、2審判決が見直される可能性が出てきた。

 問題となったのは、99年2月1日の「ニュースステーション」の報道。民間調査機関のデータを基に、所沢産の野菜から検出されたダイオキシン濃度を「1グラム当たり0.64〜3.80ピコグラム」(ピコは1兆分の1)と報じたが、その後、最大値の3.80ピコグラムを示したのは野菜ではなく、せん茶だったことが判明した。

 農家側は「事実をわい曲した報道で、消費者に誤解を与えた」とテレビ朝日と調査機関を提訴したが、1審・さいたま地裁と2審・東京高裁は、別の研究者の調査で野菜から高濃度のダイオキシンが検出されていたことなどから「主要部分は真実だった」と認定した。第1小法廷は、調査機関に対する上告は受理しない決定をしており、今後はテレビ朝日の責任の有無だけが審理される。【清水健二】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030627-00000026-mai-soci

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