悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2003年06月25日(水) 00時00分
有機ヒ素化合物検出 ８世帯１７人からも（朝日新聞・）旧日本軍の毒ガスに由来すると見られる有機ヒ素化合物の被害者が、さらに増えた。県保健予防課が２４日、５月の健康診断の結果を発表。健康被害者が出ている井戸の周辺でも、１３〜４３倍のヒ素が検出された井戸水を飲んでいた８世帯１７人の尿から有機ヒ素化合物が検出された。そのうち５０代の男性は、疲れた時に手が赤くなるなどの自覚症状があるという。同課は環境省に報告するとともに、３０日の県の専門委員会で結果を検討する。５月の健康診断は、４５０倍のヒ素が検出された井戸の周辺と、そこから西へ約１キロ離れた地区。有機ヒ素化合物が見つかった計１２本の井戸水を飲んでいた１３世帯４４人のうち、３６人が受診した。 新たに検出された１７人の内訳は男性９人、女性８人で、１０代から７０代までとなっている。 検出された５０代の男性以外に、検出されなかった２人も「手がしびれ、疲れやすい」「体がしびれる」と訴えている。同課はこの３人について、専門委で有機ヒ素化合物との関係を検討する。 環境省がまとめた支援策では、ヒ素が検出された井戸水を飲んでいた住民のうち、尿検査などで有機ヒ素化合物が検出された人が入院や通院した時には、医療費や療養手当が支給される。４５０倍のヒ素が検出された井戸水による被害者３０人にはさらに、協力費などの一時金が支払われる。県は今後、１７人への対策を、環境省と協議する。 |
| （6/25） |