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2003年06月25日(水) 22時40分
「無料」「速い」ＡＤＳＬ広告で公取委が改善要請（読売新聞）公正取引委員会は２５日、高速でインターネットに接続するＡＤＳＬ（非対称デジタル加入者線）業者の広告に「景品表示法上、問題がある表現が目立つ」として、業界団体である日本インターネットプロバイダー協会に改善を要請した。ＡＤＳＬ業界は値下げ競争が激しくなっており、各社は「安さ」を強調する広告を積極的に行っている。 公取委が問題視しているのは、月額基本料金が「無料」と強調していながら、無料が適用される条件や無料の範囲が不明りょうな広告だ。ある業者のテレビＣＭは画面に大きく「０円」と表示しているが、回線使用料が別途必要になることや申込期限などを十分に表示していなかったという。 他社との料金比較をした別の広告では、「自社の料金はキャンペーン期間中の料金を、他社の料金はキャンペーンを考慮しない料金を表示し、消費者に誤認を与える恐れがある」という。また、ＡＤＳＬは通信設備の状況などに応じて速度が低下する場合があるが、「常に最高速度で利用できるかのような誤解を与えかねない表示」もあるという。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030625-00000214-yom-bus_all |