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2003年06月25日(水) 01時21分
＜合併訴訟＞ソフトウェアジャパン元社長に支払い命令 東京地裁（毎日新聞）９６年に持ち上がった、コンピューターソフト販売「ソフトウェアジャパン」（９８年破産）と同「カテナ」（東証２部、東京都江東区）の合併交渉を巡る訴訟の判決が２４日、東京地裁であった。須藤典明裁判長は「『合併の意思がないのに、財産をだまし取るために合併を持ち掛けた』という文書を配布し、カテナの社会的信用を傷つけた」として、ソフト社元社長に２２０万円の支払いを命じる、カテナ側勝訴の判決を言い渡した。ソフト社は当時業界２位、カテナは３位。９６年９月に合意した大型合併は業界の注目を集めたが、翌月破棄された。 ソフト社側は「カテナの行為は合併詐欺」として４２億円余の損害賠償を請求。カテナ側は逆に、「虚偽文書で信用を傷つけられた」と７億円余の賠償などを求めていた。判決は（１）合併はソフト社側が持ち掛けた（２）カテナがソフト社に２０億円を融資した——などの経緯から、「合併詐欺ではない」と認定した。そのうえで、文書配布には「実害はほとんどない」として賠償額を算定した。【小林直】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030625-00000140-mai-soci |