京福バス：運転手が運転中にメール　中部運輸局、口頭で指導（毎日新聞）

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2003年06月25日(水) 12時54分

　京福バス（福井市）の男性運転手（３４）が、路線バスを運転中に携帯電話でメールの送受信を繰り返し、中部運輸局福井陸運支局が同社に対し口頭で再発防止などを指導していたことが２５日、分かった。

　同支局と同社によると、運転手は今月１８日、午後２時５５分小松空港（石川県）発福井駅行きの路線バス（定員６０人）を運転。北陸自動車道を走行中、数回にわたって延べ約３０分間、携帯電話でメールの送受信をした。乗客１４人が乗っていた。

　同日夕、乗客から同社と同支局に「運転手がメールをし、非常に危ない。もう乗りたくない」などの苦情があり、運転手もメールをしていたことを認めた。相手は友人だったという。

　同社は１９日からこの運転手を運転業務から外し、処分を検討中。同社の岡永昭広管理部長は「乗客を安全に目的地へ運ぶのが仕事なのに申し訳ない。再発防止を徹底する」と話している。【川口裕之、樋口岳大】

［毎日新聞６月２５日］ ( 2003-06-25-12:54 )