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2003年06月25日(水) 12時28分
中国電力：電気料金請求漏れ 広島のスーパーに１億円（毎日新聞）中国電力（広島市）が、広島市安芸区のスーパー「Ａコープ瀬野店」の電気料金を９年４カ月間にわたって過少請求していたことが２５日、分かった。徴収漏れ総額は約１億円にものぼる。中電は追加請求したが、スーパーを運営するＪＡ安芸は「これほどの誤請求は常識外」として支払いを拒否したため、中電は先月、広島簡裁に調停を申し立てた。 中電などによると、９３年６月、Ａコープ瀬野店で、電流と電圧を電力量に換算する計量器を交換した際、誤って型の違う計量器を取り付け、使用電力量が過少表示されるようになった。昨年１０月の計量器を交換した際に気付いた。 ＪＡ側は昨年１１月、追加請求されたが、抗議すると、中電の担当者は「民法に基づく時効を適用すれば、約８０００万円は支払わなくてよくなる。残りも柔軟に対応する」と答えていたという。 ＪＡ安芸の伊藤忠治組合長は「損失を出せば、株主に損害を与える認識がない」と批判。調停に持ち込まれたことでさらに反発している。 中電は「こちらの非を認めたうえで理解を求めたい」としている。【和田崇、遠藤孝康】 ［毎日新聞６月２５日］ ( 2003-06-25-12:28 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030625k0000e040043000c.html |