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2003年06月24日(火) 14時48分
「ガスター１０」副作用の報告遅れる、死亡例２件も（読売新聞）「ガスター１０」の商品名で知られる胃腸薬「一般用ファモチジン製剤」の製造元の山之内製薬が、同製剤の副作用情報１５件を、薬事法で定められた報告期限内に厚生労働省に報告していなかったことが２４日、わかった。うち２件は死亡例だった。厚労省が同日開かれた薬事・食品衛生審議会の部会で明らかにした。 １５件の副作用は、アレルギー症状、貧血、おう吐、視力低下など症状はさまざま。このうち、胃かいようで入院歴のある男性が、服用後に急性心筋こうそくなどを起こして死亡していたほか、同製剤を多量に服用していたという男性が肝不全で死亡していた。 同社は「２人の死亡が副作用によるものとは考えにくいが、同製剤との因果関係を完全に否定できないため、今年４月に厚労省に報告した」としている。 同社によると、これらの副作用情報は、「お客様相談窓口」に寄せられていたという。 |