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2003年06月24日(火) 00時07分

講義を同時筆記通訳、聴覚障害の学生向けシステム開発読売新聞

 聴覚障害を持つ学生に、遠くにいる支援者がインターネットを通じて、教師の話を同時筆記通訳するシステムを開発したと23日、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が発表した。筑波技術短期大学で先月から運用実験を始めている。

 このシステムは、産総研にあるコンピューター(管理サーバー)を介して、学校の教室と支援者をインターネットでつなぐ。支援者は、教室のカメラが撮影した教師の映像と声を自分のパソコンで受け、言葉を次々と筆記通訳し、教室にいる障害者の手元のパソコンや、教室の大型モニターに送る仕組み。1人では同時通訳が追いつかないため、数人で協力する。

 現在、聴覚障害者の筆記通訳は、教室で支援者が障害学生について行っているが、人材確保や費用などの課題も多い。この新システムなら支援者は在宅でも筆記通訳ができ、支援者を求めやすいという。

 聴覚障害を持つ学生は、小学生から大学生まで含めると全国に1万人以上。産総研はこのシステムを普及させるため、パソコン上での筆記通訳技術を養成するNPO法人を設立したほか、パソコン画面で支援者の募集や登録が簡単にできるシステムも開発している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030623-00000213-yom-soci

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