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2003年06月23日(月) 22時10分

<野菜情報>超小型チップ使い流通経路を追跡 夏ごろに実験毎日新聞

 超小型チップの普及促進を図る「ユビキタスIDセンター」(代表=坂村健・東京大教授)は23日、超小型チップを使って、野菜の生産・流通経路をたどるトレーサビリティー(食品の生産・流通履歴の追跡)の実験を、今年夏ごろ始めると発表した。生産、流通経路を各段階で超小型チップに記録し、消費者がスーパーなどで各記録を読み取れるようにする試みで、将来の実用化を目指す。

 実験は同センターが、▽よこすか葉山農業協同組合▽京急ストア▽東京大学と共同で実施。神奈川県横須賀市の同組合の農家が作るキャベツや大根、ニンジンなどが実験対象になる。

 超小型チップを生鮮野菜の外装パッケージなどに取り付ける。このチップを通して、生産農家、産地情報、農薬の使用状況をはじめ、その後の流通経路などをホストコンピューターに記録。横須賀市内を走る京浜急行線沿線の京急ストアが野菜を販売する。店舗内で、買い物客は、データ読み取り装置を使って、チップを通してホストコンピューターから野菜の関連情報を確認する仕組みになっている。

 実験では、▽日立製作所▽凸版印刷▽ルネサステクノロジが、それぞれ開発する超小型チップを投入。日立製作所の「ミューチップ」は0.4ミリ四方と極小で、各チップに付いた38ケタのID(認証番号)に基づき、野菜を管理する。

 食品の産地偽装やBSE(牛海綿状脳症)問題で注目されるトレーサビリティーは、生産・流通経路の追跡を可能にすることで、食品事故が起きた際の被害範囲や原因の特定を目指している。国内では農水省の外郭団体「日本農業IT化協会」が今年1月に、山形県内のコメ生産農家らと共同でミューチップを使ったトレーサビリティーの計画を発表。BSE問題が深刻化した英国では、出生地などがたどれるよう食肉牛にチップを埋設させる取り組みも行われている。【上杉智己】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030624-00000117-mai-bus_all

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