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2003年06月22日(日) 03時11分

<個人タクシー>深夜割増率を引き下げ申請 東京の組合加盟7割毎日新聞

 東京23区と三鷹、武蔵野市で営業する組合加盟の個人タクシー事業者の7割が、深夜料金(午後11時〜翌午前5時)の割増率を現行の「3割」から「2割」に引き下げる申請を国土交通省関東運輸局に出していることが分かった。タクシー業界は不況の影響で大きく売り上げを落としており、少しでも客足を戻すのが狙い。認可されれば法人タクシーにも影響を与えそうだ。

 23区に両市を加えた「特別武三地区」で営業し、“でんでんむし”の冠マークで知られる「東京都個人タクシー協同組合」(約1万1200人)のうち約9000人と、“ちょうちん”の「日個連東京都営業協同組合」(約7500人)のうち約3800人の計1万2800人が既に申請した。

 個人タクシー協同組合の総務部によると、加入する事業者からの要望を受け、組合が中心になって書類を取りまとめ、今年3月以降、1000人単位で書類が集まるたびに料金変更許可申請書を運輸局に出した。5月からは、事業者が個別に申請書を出しており、増え続けているという。

 総務部は「(1割ダウンで)単純計算すれば、売り上げは7%落ちる。しかし、法人タクシーに先駆けて実施すればイメージアップにもなる。十分に元を取れるはずだ」と強気だ。

 日個連組合も5月から今月にかけ、組合員の書類をまとめて出している。組合は既に、客待ちに加算する「待ちメーター」や、無線で呼ばれた直後からメーターを回す「迎車料金」を廃止しており、深夜料金を割り引くことで「より一層、他社との差別化を図れる」(総務課)と話す。

 料金変更の審査には通常約6カ月かかることから、9月にも認可されることを両組合は期待している。

 同運輸局旅客第2課によると、同地区のタクシーは約4万7700台で、そのうち個人タクシーは1万8700台。深夜割り増しは70年代から「2割」が続いていたが、バブル期の90年5月、3割に初めて値上げされた。

 同課は「不当競争になっていないか、利用者に混乱を与えないかを判断しながら、審査を進めたい」としている。【川上晃弘】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030622-00000087-mai-soci

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