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2003年06月21日(土) 18時50分
おきたま農協玉庭支店次長、２億円流用か 不正融資で“穴埋め” ／山形（毎日新聞）山形おきたま農協（佐藤晴登組合長、本店・川西町上小松）玉庭支店次長だった男性職員（４１）が農協の現金約２億円を私的流用していた疑いが強まり、同農協は、この職員を懲戒解雇し、２０日に米沢署に被害届を出した。不正流用発覚後、同農協は、職員が使い込んだ金を、自身で穴埋めさせるため、職員と、管理責任のある上司の支店長（４４）に計約１億６６００万円を正規の手続きを経ずに融資し、金を返却させようとしていた。同農協も融資が正規の手続きを経ていないことを認めている。また、この職員は、オンライン端末コンピューターを不正操作して金を横領したことを認めているという。 農協関係者によると、使い込みが発覚したのは今年４月に男性職員が同町内の別の支店に異動となった後で、５月に男性職員に約１億１６００万円、支店長に約５０００万円を融資したという。 毎日新聞の取材に対し、佐藤組合長は「私はまったく知らなかった。警察にも相談し、農協として徹底的に内部調査したい」と話している。（毎日新聞） |