悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2003年06月21日(土) 20時54分

女子の性行為経験率、増加−−性感染症予防へ、県が高校生調査 /長崎毎日新聞

 ◇家族との対話、少ないほど高く−−気になる結果も
 県健康政策課は20日、高校2年生を対象に実施したエイズや性感染症予防に向けた調査の結果を発表した。性行為経験者は男子24.6%、女子31.3%。00年度調査の男子24.8%、女子27.1%と比べて女子の経験率がやや上がり、感染の低年齢化を裏付けた。同課は、男女とも家族との会話が少ない生徒ほど経験率が高いと指摘する。【横田信行】
 エイズなどの感染拡大と低年齢化を受け、厚生労働省HIV社会疫学研究班と共同で、全国に先駆けて調査した。性行動の実態を事前調査し、その結果を基に取り組んだ予防啓発策の効果を探るために事後調査をした。
 県内91高校のうち、事前調査は昨年10月に44校7935人を、事後調査は今年1月に43校7165人を対象に実施した。
 性行為の際、感染予防のコンドーム使用について、毎回使用が女子28.8%、男子30.8%にとどまり、相手の数が増えるに従って使用率が下がる傾向が出た。出会い系サイト利用者が男女とも10%を超え、テレクラ経験者は男子1.7%、女子5.5%で、援助交際経験者も女子1.3%と気になる結果も出た。
 性行為未経験者でも70%以上が高校生の性行為を容認し、経験の有無にかかわらず90%以上が「危ないことは危ないと教えてほしい」と正確な情報提供を望んでいた。
 こうした結果を受け、県は啓発ポスターとパンフレットを作成し、コンビニエンスストアやカラオケボックスなど若者がよく立ち寄る場所に集中的に掲示・配布。高校での出前授業や保健室での個別指導に取り組んだ。
 事後調査では知識の正解率が平均20%以上向上し、精力的に事業を展開した保健所管内ほど知識が身に付いていた。県は「一定の効果は上がっている」としている。
 今後、行政や医療機関、学校、保護者らによる性感染症予防啓発のための連絡会議を年内にも発足させる。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030621-00000001-mai-l42

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ