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2003年06月20日(金) 07時55分

携帯電話:使用済み不正操作で高額の請求書 NPO法人調査毎日新聞


 「携帯電話のパケット通信を利用していないのに高額の請求書が電話会社から送られた」といった相談が、NPO法人「日本情報保全協会」(大阪市)などに相次ぎ、同協会の調査で、使用済み携帯電話を不正操作し、他人が使っている電話と同じ番号の「クローン携帯」が存在している可能性が高いことが分かった。同協会は注意を呼びかけ、大阪弁護士会も27日午前10時〜午後4時、「ネットトラブル110番」(06・6364・1550)を実施、相談を受け付ける。

 関西のIT(情報技術)関連会社22社でつくる同協会には今年に入って、東京都や大阪府、兵庫県内から同様の相談が8件あり、全国消費生活相談員協会(東京都)が5月に実施した「インターネット110番」にもクローン携帯による被害とみられる相談が数件寄せられた。「一度も使っていないパケット通信料の請求が来た。初めは4000円だったが、数カ月後に8万円になった」などという相談内容。

 同協会によると、使用済みの携帯電話に、不正なソフトを使って適当な電話番号などのデータを入力すると、クローン携帯をつくることができる。数年前からインターネットで、こうしたソフトが出回っており、同協会は、クローン携帯のパケット通信料が、本来の電話番号の名義人に請求されているとみている。

 NTTドコモ本社広報部は「(クローン携帯の)存在は確認していない。同じ番号の携帯電話が2台あっても原則として通話できない仕組みになっているはずだが、実態を把握したい」と戸惑っている。【堀川剛護】

[毎日新聞6月20日] ( 2003-06-20-07:55 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030620k0000e040011000c.html

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